六度登る馬鹿

たっちん

2011年07月22日 11:30

7月16日、職場の同僚と富士山登頂隊を編成し富士山に登ってまいりました。
富士登山は「登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と言いますが、僕は6度目の挑戦。
たいして「楽しい山」でもない、いや、はっきり言って「つまらない山」なのですが、やっぱり日本最高峰ってのが魅力的。
「馬鹿と煙」は・・・高いところに惹かれるってのは、やっぱり馬鹿なんだろうなぁ。

一緒に行く2人は今回が初めて。
ご来光を見るのは日程的に難しい感じだったので、昼間日帰りの行程を組みました。
登山ルートは富士山名物「砂走り」が出来る、須走口ルートに決定。
4つある登山道の中で比較的楽なコースだと思います。(メジャーな吉田口から一度も登ったことはないのですが・・・。)

当日は午前2時自宅を出発。
途中同僚を拾って、東名道で御殿場まで。
午前4時30分、須走インター直近の富士総合グランドに到着。
ここでタクシーに乗り換えます。
というのも、今年から例年お盆時期のマイカー規制が拡大され、登山前日の夕方からマイカー規制で5合目まで車で行けなくなっていたためです。
駐車場を確保するのに苦労したり、渋滞に巻き込まれたりすることがないので、これはこれで良いのかも。

午前5時ちょっと前。富士山須走口五合目に到着。
タクシー料金は4千円くらいだったと思います。


雲海から太陽があがってきて素晴らしい景色でした。

午前5時ちょうど。登山開始。


眼下に山中湖と雲海。


目的地は遥か向こう・・・。何時間掛かるかなぁ。



快調に山頂を目指します。


7合目付近で荷揚げのブルに遭遇。ヘリで荷揚げは出来ないんだろか?

ゆっくりゆっくり歩き続けること5時間半・・・。


ようやく頂上の鳥居が見えてきた・・・。足はもう限界。
しっかし前を行くあんちゃん。あんな軽装でよく来たね。
天候が急変して雨でも降ってきたら・・・「富士山ナメンナ!」


午前10時40分到着。
心配した高山病の症状もこの時は無し。

ちょっと休んだ後は、本当の頂上を目指し「お鉢まわり」に出発!
が、ピーク目前の富士宮口山頂付近で足が痙攣しダウン。
みんな眠いというので、ここでお昼寝休憩。(でも、空気が薄く息苦しい・・・)

30分ほど休んで再びアタック開始!
剣ヶ峰に上る急坂では息も絶え絶え。
自分らの横を元気なおばちゃんたちが追い越していきます。




午後0時40分。本当の富士山頂に到着!


日本最高所3776メートルの二等三角点も踏んできました。
ちなみに国土地理院によると富士山の三角点は標高3775.6mだそうですよ。
さらに、今は電子基準点ってのがあって3776メートルより高いんだそうです。

目標を達成したら直ちに撤収!



お鉢まわりが想像以上にキツイ。
この頃みんな「頭が痛い・・・気持ち悪い・・・」と呪文のように唱えてました。

帰りは下山道の須走りを駆け下り一気に高度を下げます。
高度が下がれば体調も回復。


砂払い五合目を過ぎ、ゴールまであと30分。


午後4時30分無事下山。

タクシーがちょうど来たのでタクシーで駐車場に戻り、いつも寄る「天恵」という風呂で汗を流して帰りました。

午後10時半。無事帰宅でミッションコンプリート。

天気にも恵まれ、初めて登った二人もお鉢まわりまで出来て良かったと思います。
自分は老化と運動不足を感じました。

下山後は「もう二度と登るまい」と思うのですがまたきっと登るんだろうなぁ。

「登らぬ馬鹿」の方。一度は登るべきです。
山頂から御来光を眺めれば人生何かが変わるかも?


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